長崎ちゃんぽんは、長崎を代表する名物料理の一つですが、実はその起源は日本ではなく、中国に由来するという話があるんです。そして「ちゃんぽん」とは何を指すのか、その定義についても意外に知られていない部分が多いですね!今回は、この歴史やちゃんぽんの定義について詳しくお話ししていきますよ。
この記事を読むとわかる3つのこと
- 長崎ちゃんぽんの起源は中国なのか?
- ちゃんぽんが初めて提供された具体的な店の名前
- ちゃんぽんの定義とは何か、何をもって「ちゃんぽん」と呼ぶのか
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1. 長崎ちゃんぽんの起源は中国?
長崎ちゃんぽんが生まれたのは1899年、長崎市にある中華料理店「四海樓(しかいろう)」です。初代店主の陳平順が、故郷の中国福建省の料理を元に、当時の中国人留学生のために栄養たっぷりで安価な食事を作り出したのが始まりです。
中国人留学生は、経済的に厳しい状況に置かれていたため、安くて栄養価の高い食事が求められていました。そこで、陳平順は福建省の「湯肉絲麺(タンロースーミェン)」という料理を基に、豚骨や鶏ガラの白濁スープを作り、これに独自の麺を合わせた日本風のちゃんぽんを考案しました。
「ちゃんぽん」という名前も、福建省の方言で「混ぜる」を意味する「喰飯(シャンポン)」からきていると言われています!これは具材を一つの鍋で一緒に煮込むという料理スタイルそのものですね。
2. ちゃんぽんが誕生した店「四海樓」
ちゃんぽんが誕生した店として有名な「四海樓」は、今でも長崎の観光名所の一つとして知られています。僕も初めて長崎を訪れた時にこの店を訪ねましたが、その豪華さに圧倒されました。
そして、特に印象的だったのはスープの濃厚さと麺のもちもちとした食感。豚骨ベースのスープが具材としっかり絡み合って、食べ終わった後も満足感がすごかったです。ちゃんぽんの発祥地としての歴史的な価値も、実際に訪れて感じることができました。
3. ちゃんぽんの定義って何?
「ちゃんぽん」って一体どんな料理を指すの?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、ちゃんぽんの大きな特徴は具材を一緒に煮込むという調理法にあります。例えば、ラーメンは具材を後からスープに加えますが、ちゃんぽんは具材を一度炒めてからスープと麺と一緒に煮込むんです。
具材の旨味がスープにしっかり溶け込んで、全体の風味が統一されるのがちゃんぽんならではの魅力!そして、使用される具材も野菜や海鮮、肉類がたっぷりで、栄養バランスが非常に良いのが特徴です。
さらに、ちゃんぽんの麺は極太でコシが強いのがポイントです。これは普通のラーメンとは全く違う食感で、唐灰汁(とうあく)という特別なかん水を使って作られることで、もちもちした独特の食感が生まれています。
まとめ
長崎ちゃんぽんの起源は中国にあり、福建料理をベースにアレンジされた料理でした。そして、当時の中国人留学生のために生まれたこの料理が、今や長崎の名物として全国に広まっています。
ちゃんぽんの定義は、具材を一緒に煮込むことにあり、豊富な具材と特有の麺、そして白濁スープがその特徴です。次回、長崎を訪れた際には、是非「四海樓」で本場のちゃんぽんを楽しんでみてください!